恵方巻は作られた伝統なのか 発祥は花街、「怪しげな風習」が広まった理由とは

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「もともとは船場の旦那衆が、花街でやっていた遊びでしょうね」
岩崎さんの聞き取り調査などによると、かつては商家の旦那たちが、遊女と巻寿司を使った遊びを楽しんでいたのだという。
それが少しずつ、人々に浸透していったのだろうか。明治末期の大阪で生きた人が残している回顧録などには、「家でそういうことをしていた」という記載もあるという。

チェーン店として初めて「恵方巻」という言葉を用いた全国展開を図ったのが、セブン‐イレブンだ。
セブン&アイの広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう語る。
「1989年に広島県の一部店舗で『太巻きを節分にどうぞ』と売り出してみたのが始まりです。2月は催事が節分しかなく、関西出身のオーナーが関西では節分に太巻きを食べるという風習があることに目をつけて、おすすめしてみたそうです」
オーナーの目論見は功を奏し、そのまま横展開が広がった。全国展開が始まったのは、1998年のことだ。

この記事を読んで、そもそもの発祥や、現在にように大きく広まってきた経緯がよくわかりました。私が広島で暮らしていたのは、高校卒業までと、司法修習生でいた1年4ヶ月ほどでしたが(最後は昭和63年11月まで)、広島で暮らさなくなった直後から、セブンイレブンでの売り出しが始まったこともわかりました。確かに、節分で豆程度を売っているよりも巻き寿司を売ったほうが売上も大きくなりますから、上手いことを考えたものだと思います。
ただ、最近は、展開が大きくなりすぎたのか、店員に無理なノルマを課すといったこともあるようで、元々の遊び心を忘れず無理のないイベントとして続けたいという気がします。