石川議員供述「虚偽報告書」問題 故意?記憶混同?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120225-00000122-san-soci

報告書の内容は、聴取の2日後に上司の特捜部副部長が作成した別の報告書も引用。これらの報告書は検審に送付され、小沢被告を起訴すべきだとした2度目の議決の根拠の一つになったとされる。

この問題については、以前、

元特捜検事が虚偽の捜査報告書…小沢氏側が指摘
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20111215#1323957394

でもコメントしましたが、私も、検察庁にいた当時に、こういった取調べ状況報告書を、多数作成したことがあり、取調べの直後(せいぜい翌日くらいまででしょう)に、取調べ時に作成したメモを見ながら作成するので、他の機会の取調べと混同するとか、記憶違いで間違える、といったことは、まず考えにくいですね。
調書にしても、こういった報告書にしても、事実をきちんと記載する、ということが踏まえられず、ストーリーや見立てに都合よく、メイクして脚色したりふくらませたり、都合悪いことはネグって書かない、といったことを、何の疑問も感じずに、当たり前のようにやるようになっているのではないかと思われます。通り魔が刃物を持って街中を走りまわっているようなもので、こういった人々が捜査権を行使している怖さ、無実の人が、いつ、身に覚えのない冤罪で平和な生活を破壊されるかわからない、こういう人々の手で、ということを、国民各自が自らの問題として、切実に考える必要があるでしょう。