六本木プリンス売却、Xマスで営業終了

http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20061105-112834.html

六本木プリンスは84年、旧麻布プリンスホテル跡地との等価交換で入手したフィンランド大使館跡に完成した。建築家の黒川紀章氏が設計し、地上9階、地下1階建てで客室は216室。吹き抜けの中庭にはシースルー・プールがあり、囲むように配置されたレストランから泳ぐ人の姿が眺められる、未来的な都市型ホテルと注目された。

バブリーな時代の六本木の象徴だった。しかし、バブル景気がしぼむと流れが変わった。交通の便がやや悪く「陸の孤島」と呼ばれた。施設の老朽化が進んで収益力が低下。西武グループのホテル事業再編の一環として、東京都内に10あるプリンスホテルの中で、最初の売却対象になった。

人の世の栄枯盛衰を、しみじみと感じますね。今は古ぼけたホテルになってしまいましたが、颯爽と屹立し、多くの人々の愛や夢を集めた時期が、懐かしく思い出されます。
今、脚光を浴びているいろいろなものも、時が経てば、こういった末路をたどることになるのでしょう。諸行無常ということですね。