津波被害の大川小学校に慰霊碑

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130825/k10014017871000.html

慰霊碑は高さ2メートル、幅3.5メートルで、亡くなった児童と教職員の名前や親子などの深い愛情を示す「恩愛」の文字、それに校歌の歌詞などが刻まれています。

除幕式のあとには慰霊碑を手でさすりながら子どもに語りかけるような遺族の姿も見られました。

この記事を読んで、私自身が小学生の頃のことを思い出しました。田舎の、冴えない小学生でしたが、野球選手になりたい、医師になりたい、本をもっと読みたい等々、いろいろな希望を持っていたような気がします。今のように50歳近くになると、そのほとんどは潰えてしまって、しょぼくれた初老のおじさんになってしまっていますが、営々と続いてきた人生があってこそのことで、それを、小学生の時点で断ち切られてしまったことに、強い哀惜の念を感じずにはいられません。また、愛する児童を救えなかった教職員の気持ちを思うと(その措置が適切であったかどうかという問題は残っていますが)、いたたまれない気がします。
慰霊も重要なことですが、このような悲劇が、避けられるのであれば避けるために何をすべきか、何ができるのかが徹底的に検討され、今後へと受け継がれる必要があり、亡くなった人々も、それを強く望んでいるだろうと、強く感じます。