iPadがあぶり出した通信会社の悩み(NY特急便)

http://goo.gl/aWSY6

米国の大手通信会社は一定額を払えば無制限でデータ通信が利用できる「定額制」を相次ぎ廃止。毎月のデータ通信利用に上限を設け、超過すると追加料金を請求する「従量制」への移行が進んでいる。
従量制自体は珍しくないが、LTEについては新型iPadで初めて経験するユーザーが多い。多くのユーザーは、手のひらの端末でなめらかに再生される美しい映像のとりこになった。
“くせ者”だったのは、一部の動画配信サービスやアプリは、ユーザーの通信回線が3GかLTEかを自動的に識別し、LTEを利用している端末にはデータ量がより大きな高精細映像を配信する仕組みになっていること。警告メールに悲鳴を上げたユーザーの多くは、知らず知らずこの落とし穴にはまったケースが多いという。

芸能界では、新エリカ様、という人がいるそうですが、この問題は、新パケ死問題、と言ってもよいかもしれませんね。
スマートフォン利用者の激増により、トラフィックが激増しネットワークに多大な負荷がかかっている現状から、近い将来、日本でも、米国等に追随して、現在のような使い放題の定額制ではなく、一定のパケット量までは定額としてそれ以上は従課金という制度に転換することは確実でしょう。ドコモのXi(クロッシィ)は、近い将来、そういった課金体系にすると宣言しています。
私も、Xiは時々利用していて、場所によっては驚くべき通信速度が出るので驚くことがあります。今後、日本でも、iPadiPhone等のタブレット、スマートホンで、現状では利用可能なものがごく一部にとどまっている高速度のLTEサービスが、広く使えるようになってくるはずですが、課金制度の変化とともに、料金面で今よりも不自由な状態になり利用者の不満が高まる、という状態が、必然的に出てくるでしょう。
上記の記事でも指摘されているように、各自の生活の中で、wifiサービスが使えるポイントをいくつか確保しておき、wifiと3G、4Gサービスをうまく組み合わせ、リーズナブルに使うスキル、ということが、今後は確実に必要になってきそうです。