昭和天皇―「理性の君主」の孤独 (中公新書)

昭和天皇―「理性の君主」の孤独 (中公新書)

昭和天皇―「理性の君主」の孤独 (中公新書)

昨日、書店に行くとこれがあり、興味を感じて購入しました。ちなみに、一緒に

決断のとき 上・下2冊セット

決断のとき 上・下2冊セット

もあって購入したのですが、自分にとって、ブッシュより、断然、昭和天皇なので、昭和天皇のほうを読み始めています。今年は、昭和天皇御生誕110年にあたります。
実証的な叙述が心がけられ、末尾では昭和天皇に関する研究史や参考文献も丁寧に紹介されていて、賛美、嫌悪の狭間で漂流しがちな昭和天皇というものを考える上で、今後、一種の定点として参考になるのではないかという印象を受けます。今、最初のほうの、東宮御学問所当時の部分を読んでいますが、幼少時に受けた教育が、その後の考え方、対処の仕方(特に終戦時)に多大な影響を及ぼしたことがうかがわれ、興味深く感じているところです。
読み終えたら、改めて本ブログで感想を書きとめておきたいと考えています。