弁護士過疎地、年内解消へ 日弁連、派遣基金種まき10年

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000083-san-soci

過疎地赴任を希望する若手弁護士や司法修習生も増えている。今年3月の現地見学会には募集定員を大幅に上回る約60人が参加。バスを2台に増やした。
来春の赴任に向け研修中の上原千可子弁護士(28)=大阪弁護士会=は「都会で埋もれるより若くても必要とされる過疎地で思う存分力を発揮したい」と意気込んでいる。

私は、支部で勤務した経験はないものの、新任明けで赴任し3年勤務した徳島は、徳島市から内陸部や南部へ行くのに、車で片道2、3時間かかるところはざらにあって、車以外の交通手段が乏しいだけに、事件関係で出張すると行き帰りだけでかなり疲れてしまったものでした。
先週末、7月23日に札幌で開催される北海道弁護士会連合会主催のシンポジウムで行われるパネルディスカッションにパネラーとして参加を予定している関係で札幌の弁護士と打ち合わせをして、テーマが、へき地、過疎地における司法サービスの強化といったことについて話しながら、かつて、徳島にいた頃のことが次第に思い出されてきて、都会にいてはわからない大変さ、といったことを考えていました。
紛争、事件といったことは、都会かどうかを問わず、いかなる場所でも起きるもので、どこで何が起きても適切に対応できる態勢づくりということを、今後も強力に推進して行く必要があるでしょう。