大阪女児遺棄:娘衰弱死させた容疑で母再逮捕 内縁夫も

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090522k0000m040109000c.html

逮捕容疑は、自宅マンションで3月11日以降、しつけと称して聖香さんに殴るけるの暴行を加え、食事の量を数日間制限。4月4日、歩けないほど弱った聖香さんにさらに暴行し、翌5日未明から十数時間、うわ言を発して重篤になった聖香さんをベランダに放置して衰弱死させたとしている。

死亡の直前に、「うわ言を発して重篤になった聖香さんをベランダに放置し」た時点では、殺人の未必の故意を認定する余地があるのではないか、という印象を受けますね。
自白に依存する捜査機関というものが、逆に自白が取れないと否認供述に引きずられ事案の真相を見誤ってしまうという典型的なケースではないかと危惧されます。
逮捕の時点から保護責任者遺棄致死罪でお茶を濁しているようでは、歩けないほど弱り、うわ言を発して重篤な状態になって苦しみの中で短い生涯を終えた被害者の無念に報いることはできないでしょう。