http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000613-san-soci
「男の子牧場」は、婚活(結婚活動)中の女性が、交友のある男性を仮想の「牧場」に登録し、女性同士で紹介し合うサイト。「牧場」には縦軸と横軸が設けられ、「イケメン←→ブサメン」「ボンボン←→貧乏」などのキーワードを設定して男性を “品定め”できる仕組みになっていた。
こうしたサイトに対し、サイト名や男性を牛や馬や羊のアイコンで登録する点に批判の声も上がり、「人を家畜扱いですか」「配慮が足りないのでは? 下品だと思います」「気分悪いわ 女の子牧場とか言われたらどう思う?」といった意見が同社の広報担当者ブログに寄せられていた。
倫理面、モラル面で問題があったことは間違いないようですが、「交友のある男性」にしてみれば、登録されたり自分自身の個人情報(個人が特定される可能性がある情報を含め)が勝手にやり取りされることを、通常は承諾していないと思われ、しかも、上記のような「品定め」の中で、品定めされる側の人格権が侵害される恐れもあって、適法性の維持、コンプライアンスという観点でも、かなり問題のあるサービスではないかという印象を受けます。
サイバーエージェント内で、サービス開始前に、そういった法的な意味も含む問題点を指摘する人はいなかったのか、気になるところではあります。