Yahooからの市場奪取に向けて手段を選ばぬGoogle、PayPerPostキャンペーンを採用

http://jp.techcrunch.com/archives/20090209pay-per-post-google-uses-every-trick-to-beat-yahoo-in-japan/

日本のブログ界では今、Googleが東京に拠点をおくインターネットマーケティング会社のCyberbuzzによるキーワード機能に関するPayPerPostキャンペーンを採用したことに注目が集まっている。実際、Googleのブログ検索を使って「Google急上昇ワードランキング+ブログパーツ+CyberBuzz」と日本語で検索するといくつものページがヒットし、数多くのブログが参加していることがわかる。たとえばこちらのブログではキーワード・ブログパーツを組み込み、世の中の動向を知るのに大変便利なツールだと紹介している。こちらのブログでは、キーワードが20分毎に更新され、日本のテレビスターの情報を得るのに役立ったりもすると書いている。これらの記事はいずれも「Cyberbuzzのキャンペーンに参加している」旨の情報を掲載している。
Googleは比較的最近に米国においてPayPerPostを行うブログに対して、厳しい措置を採っており、今回のキャンペーンは興味深い。PayPerPostのコンセプト自体は日本でのシェア向上に役立つと考えているのだろう(尚、日本では米国におけるほどPayPerPostに対する風当たりは強くない)。

提灯ブログでシェアを拡大しようという姑息さ、狡猾さが、他人事ながら情けないですね。上記の記事では、「日本では米国におけるほどPayPerPostに対する風当たりは強くない」とありますが、提灯ブログのブログ主が喜々として取材に応じメディアに登場した結果、そのブログが大炎上したという実例もあり、日本でも、風当たりが強くないからやって良い、という状況にはないと思いますし、そもそも、グーグルが米国で厳しい措置をとっている、その方法を日本法人がぬけぬけとやってしまうということがおかしいでしょう。
グーグルは、この件につき、

http://googlejapan.blogspot.com/2009/02/google.html

と述べているだけで、これだけでは何のことやらよくわかりませんが、目的のためには手段を選ばないという危険な体質を露呈したと言えるかもしれません。
グーグルストリートビューの問題も、こういった体質を持っている疑いのある企業により提供されているサービスである、という目で見るべきかもしれないという、深刻さを感じさせる不祥事という印象を受けます。