圧力鍋爆弾、アルカーイダ系が過去に奨励 製作過程に類似点

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/amr13041720490008-n1.htm

アルカーイダ系組織は、強力な自動車爆弾のほか、高度な技術の精巧な爆弾を航空機に持ち込むなど、大規模被害を狙ったテロ行為を繰り返しており、そうした手口は今回のテロとは異なっている。

何らかの主義、主張を持つ組織や人によってこの種のテロが行われる場合、人を殺傷すること自体というより(それも目的である場合もありますが)、主義、主張を広くアピールすることが大きな目的であるもので、そのための犯行声明が、テロの後に出るのが普通です。今の時代、インターネットを利用して犯行声明は容易に出せますから、今のところこの爆弾テロで犯行声明が出ていない、ということは(今後出る可能性もありますが)、そうした主義、主張をアピールする目的のテロではない、という推定ははたらきます。
そういう前提で推測される犯人像としては、組織的背景のない、あるいは少人数のグループで警察当局が把握しきれていない、社会に不満を持っていたり爆弾マニアである、といったものが考えられるでしょう。また、反米を標榜する国、組織が、アメリカ社会を混乱させ打撃を与えるためにこうしたテロ攻撃を仕掛けてきたということも考えられます。いずれにしても、今後の再発が十分に考えられ、当面、アメリカ国内では厳重な警戒が必要で、日本を含む、アメリカと友好関係にある国々でも要注意、要警戒でしょう。