フェイスブックIPOで儲け損ねた人たち カーペット元販売員・元同級生ら

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_445286

カーペットを売っていた元セールスマン、ペジュマン・ノーザッド氏についてはあまり知られていない。2005年、このノーザッド氏にフェイスブックの初代社長を務めたショーン・パーカー氏はカリフォルニア州パロアルト、ユニバーシティ・アベニュー165番地の物件を借りたいと申し出た。ノーザッド氏の共同経営者が所有していた物件だった。ノーザッド氏側が5万ドル相当のフェイスブック株を購入することもできるという話だったが、フェイスブックは賃貸に条件をつけてきた。
ノーザッド氏の共同経営者はこの申し出を断った。「われわれの仕事は投資ではなく、不動産だった」――ノーザッド氏は当時を思い出してこう話す。ノーザッド氏の計算では、買わなかったその株の価値は現在、およそ5000万ドル(約40億円)になるという。

上記の記事には、こうした話がいろいろと紹介されていて、人間の運、不運ということをしみじみと感じさせられますね。とは言え、ここで話が終わらないところが人生の奥深いところで、こうしたIPOで大儲けしたものの、身を持ち崩したり家庭的に不幸になる、といったことは、過去にも無数に起きていて、人生あざなえる縄のごとし、という言葉を、儲け損なった人々には、謹んで贈りたいと思います。
運不運、浮き沈みがある人生ですが、健康で長生きした人が、結局は勝者なのではないか、ということを、そろそろ周囲で亡くなる人が増えてもきた身としては、感じざるを得ないですね。