郵便不正公判 証人尋問で取調官「調書“作文”ない」 メモは廃棄

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000531-san-soci

調書作成にあたり書きとめたメモを捜査終結後に廃棄していたことを明らかにし、理由を「倉沢被告のプライバシー保護の観点で保管を継続すべきでないと判断した」と述べた。

プライバシーを含め、必要に応じて真相を解明するのが捜査である上、取調べの際に作成していたメモが存在していても、その後の公判で慎重に取り扱われることは確実でプライバシー侵害の恐れは極めて低く(皆無といっても良いでしょう)、取調べの経過を隠ぺいするために、意図的に廃棄したと判断されても仕方がないでしょうね。
被疑者や関係者が、手帳やメモなどを廃棄すると、証拠隠滅などと騒ぎ立て、逮捕、勾留までしたりするのに、自分たちが持っている重要資料は廃棄しても平気、という感覚は、かなり問題でしょう。現在の検察庁の体質を示しているようで、興味深くも情けないものがあります。