「胴上げで落下し死亡」遺族が同僚3人を告訴

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081215/crm0812151855013-n1.htm

遺族は11月、胴上げした同僚の男性社員3人を重過失致死罪で草津署に告訴。同署で詳しい状況などを調べている。
告訴状などによると、社員3人は昨年11月18日、草津市の旅館宴会場で男性を胴上げしたが受け止められなかった。畳に落下した男性は首や背中の骨を損傷、寝たきりになるなどし、今年9月に敗血症で死亡した、とされる。

定年退職の送別会で起きた事故、ということですが、長年の苦労の末の晴れの送別会が、悲劇の舞台へと一変し、送る者と送られる者が加害者と被害者という関係になって、被害者やその遺族には取り返しのつかない損害を、加害者も生涯にわたり背負うしかない重荷を背負うことになってしまい、言葉もない事件、という印象を受けます。
以前にも、結婚式か何かで胴上げをして落としてしまい、半身不随等の重傷を負わせてしまったという事故のニュースを見た記憶がありますが、その後、特にプロ野球の胴上げシーンを見ていると、胴上げしている人々とは別に、落下してくる身体を下でしっかりと支える役の人々が必ず数名いて、きちんと安全を確保しつつ胴上げをしているのがわかり、きちんと注意してやっているんだなと思いながら見ています。素人が安易に胴上げをするのは厳に慎むべきであり、かなりの危険を伴う行為であるという認識を持つべきだと思います。