【トップランナーに聞く】ヤフー井上雅博社長

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/071231/biz0712310945000-n1.htm

ヤフーのサービスは、そこに行けば何でもあって満足できる、ということを目標に作られ提供されてきていますが、インターネット上で入手できる情報が増え、豊富になって、検索によりそれらに接することが容易になればなるほど、「何でもあって」というところは何とか維持できても、「満足できる」というところが、次第に厳しくなって行く、正にそこが、ヤフーのようなポータルサイトとしては、厳しいところではないか、という気がします。その点は、上記のインタビューの中でも、

「ヤフーは学生からビジネスマン、主婦、お年寄りまで、誰が使ってもそこそこいい。逆に言うと、誰にとっても100%ではない。満足度は必ずしも高くないと思っている」

と語られている通りだと思います。
かく言う私も、依然として、ヤフーを利用する機会は多いものの、検索を通じて種々の情報に接する分、ヤフーが提供する検索以外のサービス利用度は、次第に低下しつつあります。
では、今後、どういった方向に進むべきか、ということについて、この記事でもある程度語られてはいますが、これで行こう、という明確なものは、今一つ打ち出しにくいようである、という印象を受けますね。
井上社長(私には、社内で呼んでいたような「井上さん」という印象が強いですが)には、随分とお世話になり、今でも感謝していますが、今の私にできることは、ヤフーが利用者にとって真に役立つ存在になるよう、温かくと言うより厳しく見守る、時に本ブログで意見めいたことを述べる、ということであるように思います。