余命宣告トラブル 医師から「1年」、それから5年…仕事や財産手放し困惑

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010000-nishinp-soci

「医師から『次の誕生日は120パーセント迎えられない』と説明を受けた」と言う。取引先にあいさつして回り、経営する設計企画事務所を閉じた。財産は売却したり、子どもに譲ったりしたほか、親族には別れの手紙を書いた。ホスピスにも一時入所した。
診断から5年。体に痛みがあり通院しているものの、「死」が訪れる気配は感じていない。抗がん剤治療の影響で歩行が難しくなり、車の運転もできなくなった。生きていることは喜ばしいことだが、「ATLというのは誤診だったのでは。納得できない」と憤る。

患者が主治医以外の医師から意見を聞くセカンドオピニオンもあり、「財産整理など、大きな決断をする前には第三者の意見を求めた方がいいかもしれない」と萩原教授。

記事を読み、世の中にはこういうこともあるのだなと思いました。余命宣告後に劇的に病状が改善しよかった、良かったとなるのが普通だと思いますが(そうなること自体が数少ないだけに余計に)、人によっては、こうして一切を整理してしまい、かえって困った事態になってしまう、人生というのは難しいものです。
記事にあるように、終末期にあたり思い切った財産処分をするような場合は、複数の医師の意見を聞いたり、うまく延命できた時のことも考えて、その際へ進むことができるところも開けておく工夫が必要なのでしょう。勉強になる記事でした。