https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00026017-houdouk-soci
東京・銀座の中央区立泰明小学校が、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」がデザインした標準服の導入を決めたことに批判が出ている問題で、校長が会見した。
和田校長は「(保護者などに)話を進めてくればよかったのかなという反省点がある」と話した。
いろいろと問題点が指摘されていますが、根本的には、公教育というものを、どういう在り方としてデザインするかということになるのではないかと思います。
義務教育が無償であるという、その精神を尊重すべきであり、税金で運用されている学校で、生徒に過度な負担を与えるべきではないというのが、おそらく、現在の日本国民の過半数を占める考え方でしょう。そこは、私立学校と一線が画されるものがあると思います。
そのような観点で見ると、有名ブランドデザインの標準服というのは、「標準服」と言いつつも、教育現場では着用が推奨されるということですから、公教育にはふさわしくない、生徒に過度な負担を与えるもので、私は好ましくないと思います。
こういう問題については、教育委員会がきちんと適切に関与して、必要な指導を行うべきであり、私は、その点にも問題があったのではないかという印象を持っています。