奈良漬で酒気帯び運転…専門家「言い訳としては通じます」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000513-san-soci

言い訳として通じないですよ。

容疑者から酒のにおいがしたため飲酒検査が実施され、呼気1リットル当たり0.55ミリグラムのアルコールが検出された。酒気帯びの基準「0.15ミリグラム以上」を大きく上回る数字だ。実際には、運転前に母親が営む飲食店でビールや焼酎を飲んでいたのに、当初調べに対して「奈良漬を食べた」の一点張りだった。
奈良漬は塩蔵したウリを、熟成させた酒かすに3カ月以上漬け、アルコールと糖をしみこませた漬物。漬物に詳しい宇都宮大の前田安彦名誉教授(78)によると、JAS(日本農林規格)法ではアルコールが3.5%以上ないと正式には奈良漬と認められず、高級品では5%程度含有。1キロ(!)でビール2本分に相当するらしい。

呼気1リットル当たり0.55ミリグラムのアルコールというと、個人差はありますが、かなりの酩酊度であり、2キロ食べても(そもそもそれほど食べられるはずもありませんが)ビール2本分程度にしかならない奈良漬を食べてそのような結果が出るはずがないでしょう。
そういった弁解をすることで、罪証隠滅の恐れが認められて逮捕、勾留されるなど、ろくなことはないので、言い訳として通じるなどと、間違っても思わないほうが身のためです。