外銀元行員に2審も無罪・旧五菱会ヤミ金融事件

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070912AT1G1200N12092007.html

以前の1審判決の際に、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060322#1143028261

とコメントした事件ですが、控訴審でも無罪という結果になりました。

検察側は「客観的な取引態様からも金融機関の職員の被告がマネロンの疑いを持たないことはあり得ない」と主張。被告側は「ヤミ金融という認識はなく、マネロン防止のための『顧客の本人確認』も実行していた」と反論していた。

検察官は、控訴はしたものの、見るべき立証ができなかったようですね。今後、判例誌で紹介されることになると思いますが、是非、読んでみたいという気がします。この種の事件における「犯意」を考える上で、今後の参考になる可能性が高いでしょう。