アップルが「iPadミニ」を11月2日発売へ、2万8800円から

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE89M01R20121023

7.9インチのiPadミニは、アップルにとって初の小型タブレット。アップルはより大型のタブレット市場でのリードを守る一方、家電ハードウエアというホームグラウンドで他社の侵略を撃退する構えだ。

アップルはまた、第4世代のフルサイズのiPadも発表した。6カ月ほど前に第3世代製品を大々的に発表したばかりだったため、市場の一部で意外感が広がった。価格は499ドルからで、より高速化・薄型化している。

従来サイズのiPadについても新型が発売されるのでは、という噂もありましたが、それほど強くは予想されていなかったので、実際に、現行モデル発売から半年程度での発売には驚きましたね。CPUが強化された以外は現行と特に変わらないようですが、次々と新型タブレットが発売される中、常に強力なスペックを維持して魅力ある製品にしておきたい、ということなのでしょう。今後は、タブレットについては1年のスパンで新型を発売する前に、半年程度でマイナーチェンジする、という流れが定着するかもしれません。
iPadミニは、ラティナディスプレイが採用されなかったのはちょっと残念ですが、かなり薄く、軽く仕上がっていて、従来のiPadのサイズでは大きすぎると感じていた人(特に女性)にとっては、かなり魅力ある製品になっているのではないかと思います。価格が、やや高めに設定されていることが上記の記事でも指摘されていますが、既に確固として確立されているiPadの優位性を考えると、それでiPadミニを選択しない、という人はそれほどいないはずで、アップルとしても、製品の優位性を見つつ強気の価格設定をしてきたということではないかと思います。
従来のiPadと、iPhoneやiPodTouchの間に位置する、iPadミニが登場したことで、アップルが、ますます他社のタブレットを圧倒しようとし、他社は懸命に食い下がる、という構図が強まりそうです。