震災忘れないで…津波に消えた小4デザインのハンカチ

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130903-OYT8T00564.htm

姫花さんは絵が得意で、幼稚園の頃から多くの絵画コンクールで入賞してきた。2人の弟にアンパンマン仮面ライダーの絵を描いてあげていた。ハンカチのデザインは、2009年の灯台絵画コンテストで入選した作品だ。灯台の上で楽しそうに海を眺める人たちが、夕焼け空と真っ赤な太陽とともに描かれている。かわいい洋服やアクセサリーをデザインしたいという夢を持っていた姫花さんは、いわき市の祖母宅で津波に遭い、幼い命を落とした。

私に絵心はないですが、その私が見ても、記事にある絵は実に良いですね。灯台の描き方、色使いがとても良いと思います。こういった才能は、震災による不慮の死がなければ、おそらく大きく花開き、人々をなごませ楽しませてくれたものと思い、とても残念です。
9月1日前後の、関東大震災関係の報道(特に、先週土曜日に放映されたNHKスペシャル)を見たり読んだりして感じたのですが、地震津波といった災害は、今後も、我々の上に降り掛かってくること不可避です。しかし、何とか生き延びることができれば、家や家財道具をすべて失っても、復活、再建することは十分可能です。何があっても何とか生き延びる、という、その1点にこそ、すべてを投入するべきではないかと思いますし、災害対策も、そのために十分に講じられなければならないでしょう。記事にある絵を見て、失われたものの大きさを感じつつ、そのことを改めて考えました。