「男子の本懐」

http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-050126-0004.html

小泉首相の国会答弁の関係で、この言葉が話題になっているようです。

男子の本懐新潮文庫

城山三郎氏の作品の中で、昔は、「落日燃ゆ」が最も好きでしたが、年をとってくるにつれて、当時の日本の状況の中で、広田弘毅元首相には、ただ流されるだけでなくもっとできることがあったのではないか、と感じるようになったこと(おそらくその点が原因だと思いますが、昭和天皇広田弘毅に対する評価も芳しくなかったようです)から、この「男子の本懐」が最も好きな作品になりました。
国会答弁を巡るやり取りは、取るに足りないものですが、この作品は、政治家が真に国家や国民のためを思って働くとはどういうことか、を考えさせるものなので、興味ある方には一読をお勧めしたいと思います。