録画ネット、まねきTVに関する記事

30年を経て、ソニー第2の“ベータマックス訴訟” 
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128000.htm
「録画ネット」と「まねきTV」の明暗 
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128001.htm
「法律が、技術の進歩に追いついていない」
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128002.htm
3者インタビュー 「まねきTV」
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128003.htm
3者インタビュー 「録画ネット」
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128004.htm
3者インタビュー 「テレビ局側」
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070128/sng070128005.htm

そんな開発者の意図とは無関係な次元で、ロケフリを大量に預かるまねきTVのサービスは、放送制度の根幹を揺るがす問題もはらんでいる。放送免許は都道府県ごとの「県域免許」だが、地方在住者が永野商店にロケフリ装置を預ければ、東京のキー局の番組をいつでも視聴でき、地方局が視聴者を失う恐れがあるのだ。
また、ロケフリは外国で日本の番組も視聴できるため、国際的な放映権の枠組みをも無意味にしてしまう可能性もある。
このため放送局側は、ロケフリを自宅などに設置するなら私的使用として容認するが、業者が関与する形は絶対に認めない構えだ。

「インターネット」対「電波利権」という、ステレオタイプの見方はしたくありませんが、やはり、この問題に、そういった側面が存在するのは事実でしょう。
この問題におけるインターネットは、観たい番組を手軽に観たい、という、利用者のささやかな願望を実現し、電波利権が作り出した不自由から利用者を解き放つ、奴隷を解放したリンカーン大統領のような存在と言っても過言ではないでしょう。
インターネットを手放しで礼賛するつもりはなく、様々な問題を抱えていることは直視すべきだとは思いますが、インターネットが、情報の遍在、情報流通の不公平、そういった問題に付け込む形で儲けている人々から大衆を解放する、といった役割を既に果たし、今後も果たそうとしているのは事実だと思います。
利用者を自分達の掌の上で踊らせ、巨利を博し、豪華な社屋を建設し高収入を得て栄耀栄華を極め笑いが止まらない、という、昔の藤原氏平氏のような状況が、いつまでも続くと考えるべきではなく、時代に合った生き残り方、儲け方、ということを考えないと、気がついたら、壇ノ浦で滅亡した平氏のような末路をたどる、ということにもなりかねません。>電波利権者の人々

インターネットは5年以内にテレビに革命もたらす=ビル・ゲイツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000527-reu-bus_all