「ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界」

 

移動中にオーディブルで聴きました。

専門家による対談を通じ、表題にあるような状況における様々な問題点が率直に論じられていて、議論のレベルも高く、示唆に富むものがありました。

通して聴いてみて感じたのは、世界の状況、特に安全保障の分野における状況が、日本国憲法が成立した当時とは激変しており、日本が主体的に動くべきところが増大している、そして、その動きによって日本自体も良くも悪くもなっていく、ということでした。単に改憲か護憲か、といった表面的な議論にとどまらず、激動する世界情勢の中で、日本という国家の生存を図り、また、必要な期待される世界貢献をするためにはどうすべきかを、国民全体の問題として実質的に検討し、動いていくべきでしょう。

平和ボケした頭、鈍磨した感覚では到底対応できない真っ只中に、日本が置かれているという認識が、まず必要だと痛感するものがありました。

そういう認識、感覚が持てただけでも聴いた意味がありました。