先日、同じ著者の
を読んでみておもしろかったので、、その後に出た「なぜ午後4時に仕事が終わるのか」も読んでみました。
フィンランド、と銘打っていますが、これはスローライフの勧めだなと、読んでいて思いました。
日本人は、明治以後の富国強兵の呪縛からなかなか逃れられないでいます。敗戦後、非武装でアジアの農業国にでもなろうと考えていた面もあったようには思いますが、そうもいかず、高度経済成長により世界有数の経済大国になりました。その反面、軍事小国であったはずが、世界情勢、アジア情勢の中で、軍事大国への道を歩みつつあります。一方で、少子高齢化によりその経済的基盤は大きく揺らぎ、平成バブル崩壊後の長い低迷から抜け出せずにいます。
今こそ、明治後の富国強兵、世界の真ん中で花咲く、といった路線から一定の距離を置き、多様な価値や生き方を尊重する、暮らしやすい、偉大な二流国家(1.5流でも良いですが)を目指すべき時に来ているのかもしれません。
そういった意味でも、フィンランドに学ぶことは多いでしょう。
同じ著者で
も今後出るとのことなので、こちらも読んでみたいと考えています。