首相、安定政権確立に意欲 年頭所感「改憲は大きなテーマ」

首相、安定政権確立に意欲 年頭所感「改憲は大きなテーマ」(共同通信) - Yahoo!ニュース

憲法改正は「本年の大きなテーマだ」として国民的議論の喚起に意欲を示した。

明けましておめでとうございます。

私は、都内にて心静かに新年を迎えました。皆様のますますのご健勝を祈念しております。

さて、昨年に引き続き、今年も憲法改正について何かと話題になりそうですが、感じるのは、憲法改正の議論は、日本という国家社会が今後どうあるべきかという議論であるはずであり、そうでなければならないということです。

そういった意識が希薄なままでは、自衛隊憲法上明記するとか、国家緊急権を定めるとか、そういったピンポイントな論点がポップアップして、賛成、反対とピンポイントな話になるだけで、上記のようなあるべき憲法改正論にはならないでしょう。

GHQが与えれくれた憲法で、戦後、平和と繁栄を築いてきたが元になっている憲法を改正すべきだ、自主憲法だと言うのであれば、GHQが描いていた国家社会像のどこが不十分、誤りで、どこをどう修正して新たな国家社会像を描き実現するのか、そういう議論が具体的、活発に展開されるべきです。個々の国民が、なかなか具体像を打ち出せないのはやむを得ず、そこは政治が国民の思いを形にして示していくことが必要でしょう。

戦後76年を過ぎ、国家社会の姿も大きく変貌しました。日本を取り巻く環境も激変しています。また、国民の意識、考え方も大きく変わっています。そういう中で、50年後、100年後にどういう国家社会を目指し実現するのか、最大多数の最大幸福をどこに求めていくのか、そういう議論の上にこそ憲法改正論もあるべきだと、新年を迎え改めて強く感じるものがあります。