大麻取締法、使用罪導入で合意 厚労省の有識者検討会

大麻取締法、使用罪導入で合意 厚労省の有識者検討会(共同通信) - Yahoo!ニュース

厚生労働省有識者検討会は14日の会合で、大麻取締法に使用罪を導入する案について、大麻乱用者の社会復帰支援や依存症対策を講じることなどを前提におおむね合意した。大麻草を使った医薬品の使用も容認することでほぼまとまった。

大麻については無害だという見方がある一方、常用すれば常習性、依存性が生じるという見方もあります。また、薬物依存の入口、入門的な薬物になるという側面もあるでしょう。かつてはシンナーがそれに当たっていましたが、今やシンナーは廃れ大麻がそれに替わっている面があります。

何を犯罪とするかについては、世界統一というわけにはいかず、それぞれの国における歴史、文化、国民感情等に応じた個別の取り扱いが必要で、その点、アジアは総じて薬物犯罪に対して厳しい傾向があり、我が国において大麻使用を恒久的に非犯罪化する状況にあるかというと、そこはなかなか難しいということになるように思います。

使用罪を導入するとしても、重罰化はせず、薬物乱用の入口にある人々をそこから先へ進ませない、政策的な処罰規定ととらえるべきではないかという気がします。初犯、2犯目くらいまでは起訴猶予、罰金刑で運用するような在り方も検討されるべきでしょう。