家庭内浴槽での突然の事故 救急車が来るまでに家族ができること

家庭内浴槽での突然の事故 救急車が来るまでに家族ができること(斎藤秀俊) - 個人 - Yahoo!ニュース

家庭内浴槽での突然の事故。溺れずに済んで一命を取り留めたとしても、多くは浴槽からあがれません。溺れて意識を失っていたらなおさらです。浴槽に入ったままの大切な人をどうしたらよいか、家族は途方に暮れます。救急車が来るまでの間、居合わせた家族はどう対処したらいいでしょうか?

 家庭内での浴槽事故がどの程度起きているのかと思い、検索してみたところ、2010年のデータですが、 

https://www.niph.go.jp/soshiki/09seikatsu/arch/006.pdf

死亡事故が約4000件起きており、大多数は高齢者によるものであることがわかります。死亡に至らない事故も含めると、万単位の事故が起きていることでしょう。

入浴の際は、脱衣した上、温水に身体を浸しますから、身体への環境が変化して体調の変化も生じやすいことは素人でも推察できます。一応、一人で入浴できる状態であれば介助者も付かず、急な体調変化、意識喪失への対応が遅れがちになるでしょう。自宅内でまさかそんなことが起きるはずがないという先入観、思い込みを捨てて、上記のような記事も参考に、万が一への対応を、特に高齢者がいる家庭では備えておくべきと強く感じました。