「おっさんずLOVEだらけの日本史」

 

おっさんずLOVEだらけの日本史

おっさんずLOVEだらけの日本史

 

 監修者の山本博文氏は、今年の3月に亡くなり、この本は今年の4月出版ですから、おそらく、最も最後のほうの監修書ではないでしょうか。ご冥福をお祈りします。

たまたま知って読んだのですが、チャラい題名の割に、しっかりした内容で、日本の歴史における男色、衆道の有り様が、わかりやすく紹介されていて、私もある程度は知識があったのですが知らなかったこともあって参考になりました。

江戸期までの日本人は、こういった性愛の在り方を含め、かなり自由に楽しんでいた面があり、それが良いか悪いかはともかく、歴史として知っておくことは悪いことではないでしょう。

肩がこらずにさらっと読めて、この分野に興味、関心がある人には良い本だと思いました。