犯罪の”加害者”を支援する… 全国初の条例を施行した明石市、その「支援現場」を取材

犯罪の”加害者”を支援する… 全国初の条例を施行した明石市、その「支援現場」を取材(FNN.jpプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

この条例は、知的障害や精神疾患などを抱え、繰り返し罪を犯してしまう人などを対象に、適切な行政サービスなどを受けることが出来るように、支援することが目的だ。
明石市更生支援担当職員:
過去に罪を犯してしまった人も刑事手続きを終えれば地域に帰ってくるわけなんですが、そこでまた孤立してしまうと生活に困る、生き辛さにつながって、再び犯罪をしてしまうかもしれない。そういった方が地域で立ち直るために、必要な行政サービスを適切に提供する。
法務省の資料によると、近年、犯罪の検挙人数は減少傾向にありますが、再犯者の人数は、ほとんど減っていないため、検挙された人数に占める再犯者の割合は高くなっている。

 犯罪防止対策は、犯罪白書の特集でも取り上げられるくらいの、刑事政策上、重要なテーマです。ここをうまく乗り越えられれば、日本における犯罪はさらに大きく減るでしょう。

そのためには、上記のような、社会としての犯罪防止への取り組みが重要であり、明石市のケースは注目すべきものです。感情的には「加害者支援」に抵抗を感じる人々も少なくないことは理解できますが、再犯が防止されることで、それだけ社会が、人々が被るダメージが減ることになり、大きな視野で見て取り組むことが必要だと思います。

今後、こういった動きがどこまで広がるか、注目されるものがあります。