興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国(講談社学術文庫)

 

 最近、ローマ帝国に興味を感じており、何か1冊、入門書的に通しで読めるものがないかと探していたところ、これがおもしろそうだったので読んでみました。

伝説の世界のローマ帝国の発祥から、近隣諸国との抗争を勝ち抜いて世界帝国へ発展し、その後、分裂して滅んでいった歴史が、ローマ帝国だけでなく「地中海世界」の中で捉えられ描かれていて、知見に乏しい私にとって、道しるべ的な位置付けにもなる1冊として有益なものとなりました。

政治、文化、法律(ローマ法は、法学部でも科目がある学問分野です)等々、ローマに学ぶことは数多くあり(反面教師的なものも含めて)、今後もこういった方面の勉強を積み重ねていくベースになるものとなりました。