ゴーン被告公判 14日に初協議 東京地裁 整理手続き視野

ゴーン被告公判 14日に初協議 東京地裁 整理手続き視野(産経新聞) - Yahoo!ニュース

起訴内容に対する各被告の認否の確認が行われるほか、ゴーン被告については会社法違反(特別背任)罪でも起訴されており、罪名や認否に応じて公判を分離するかどうかなどが検討されるとみられる。金商法違反罪について、ゴーン、ケリー両被告側は起訴内容を否認、日産側は認めるもようだ。ゴーン被告側は会社法違反罪も否認する方針。

金商法違反についてはゴーン氏、ケリー氏、日産の三者、特別背任についてはゴーン氏のみが起訴されていて、公判の進め方については、三者の併合審理状態で、まず金商法違反事件の検察官立証を先行させ、それが一通り済んだ時点で、ケリー氏、日産を分離する、というのが自然な流れでしょうか。その場合、分離後のケリー氏、日産は、必要な反証や情状立証を行い結審、判決へ、ゴーン氏は、金商法違反事件に引き続いて特別背任について検察官立証が行われ、その後、反証へ、という流れになってくるでしょう。 

ゴーン氏や弁護人としては、公判前整理手続を速やかに進行させ、証拠や争点を整理して早期に保釈を得たいものと推測され、一方、ケリー氏、日産は身柄の問題がありませんから、ゴーン氏や弁護人が、どこまでケリー氏や日産に、迅速な公判前整理手続に協力させるかも今後の焦点になってきそうな気がします。