「LGBTは生産性がない」自民・杉田水脈議員の寄稿文に、当事者団体が抗議

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00010003-bfj-pol

自民党がまとめた基本方針でも「(性的マイノリティ)当事者の方が抱える困難の解消をまず目指すべきであること」と明記されていることから、党の方針にも反していると指摘した。

国家として、社会として、何をを目指すべきなのかという、そこに関わる問題でしょう。個人が個人としてその尊厳に基づいて生きることができ、最大限、幸福追求ができる国家社会を目指すのであれば、生産性があるかどうかという観点ではなく、LGBTを含め、少数者であっても差別、偏見なく、また、できるだけサポートが受けられる、そういう国家社会が目指されるべきだと思います。
自由民主党自体が、そういう明確な考え方を持っていないからこそ、全体主義的、復古的な憲法改正草案を出してみたり、こういう議員が出てきたりするのだろうと感じます。そこが克服できなければ、目先の支持は得られても、50年、100年後の評価に耐えられるような国家、社会の実現は難しいでしょう。少なからぬ人が、そういったことを敏感に感じ取っているからこそ、この議員の言動に対し多くの批判が集まっているのだろうと思います。