危険物検知に限界=新幹線の安全対策―専門家「改札にセンサーを」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000053-jij-soci

鉄道の安全に詳しい安部誠治関西大教授は、新幹線にも航空機並みの安全対策が求められると指摘。「乗客の通過スピードを落とさずに、改札口で危険物を検知できる高感度センサーの開発を急ぐとともに、手荷物の確認について車掌や駅員の権限拡大を検討すべきだ」と話した。 

9日に発生した新幹線内の殺傷事件で、犯人は「誰でも良かった」と供述しているとのことで、この種の犯行に対しては、防犯カメラによる効果は皆無でしょう。航空機並みの安全対策を現状で行えば、そもそも空港でも「乗客の通過スピードを落とさずに、改札口で危険物を検知できる高感度センサー」がなく、皆がうんざりすしている、まったりした検査をやっているわけですから、全乗客に対して実施することは、現状のダイヤを維持する限り現実的ではありません。
要警戒人物に関する情報をうまく集約して顔認証技術により不審者をピックアップするとか、すべての新幹線に複数の警備員を常駐させ車内を巡回させるなど、現実的にできる対策を最大限実施するしかないと思います。
新幹線は、様々な鉄道車両の中でも特に目立って狙われやすく、特に、爆弾テロで不通になって不通になるような事態になれば日本の経済や社会生活に多大な影響を及ぼしますから、スペシャルな対策は避けて通れないでしょう。できない、無理だで済ませてしまうのではなく、実効性があってできることはやるべきです。