グーグル社員、抗議の一斉辞職「ドローン軍事利用」に反発

https://forbesjapan.com/articles/detail/21066

グーグルが「Project Maven」と呼ばれるプロジェクトで、軍事用ドローン向けのソフトウェア開発を行っていることは以前から報じられていた。また、グーグルCEOのサンダー・ピチャイ宛ての公開書簡に署名したグーグル社員の数は、数千名に及んでいていた。
書簡で従業員らは次のように述べていた。「我々はProject Mavenの中止を求め、グーグルやその関係者らが、いかなる軍事テクノロジー開発にも関わらないとの姿勢を明確にすることを求める」

前に観て本ブログでもコメントした

映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20161224#1482563138

で、現代の戦闘に置いてドローンが実に効果的に使われている様子が描かれていて、私自身、大きな印象を受けたことが思い出されました。
優れた技術は、民用、軍用、いずれでも活用でき、技術自体に民用に限定するといった縛りはかけられません。結局は、使う側の問題ということになり、そこは倫理の問題にも関わってくるでしょう。上記のようなGoogle社員の動きにはある種の救いを感じますが、では、優れた技術が軍用で使われてしまうことを阻止することは困難です。個々の人間の立ち位置、民用から軍用への転用にいかに歯止めをかけるか、人類が存続する限り続く、難しい問題なのだと改めて感じました。