高速道路の料金所から「一般レーン」がなくならない理由とは

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180219-00010003-wcartop-bus_all

全国の高速道路にETCが導入されたのは2001年11月30日。しかし、翌12月の利用率はわずか0.9%に過ぎなかった。
当時のETCは、ゲートをノンストップで通過できるだけで、それ以外の特典はナシ。当時は車載器も取付工賃込みで5万円程度したので、装着するのは物好きに限られた。私は高速道路研究家という立場上、導入数カ月にETC車載器を取り付けたが、当時のたとえば東名東京料金所(上り)は、長蛇の列が当たり前。そんな中、モーゼが海を割るように、ほぼ誰も通らないETCゲートへ向かえる快感はものすごかったが、金銭的には大きなマイナスだった。

私も、かなり早く自車にETC機器を取り付けた記憶があり、当初は、首都高速道路入口でもETCが使えないところが結構あって、せっかく付けたのにと怒っていた記憶もあります。徐々に整備されて、現在は、料金所で現金を支払うということは滅多になくなりましたね(ごく一部の有料道路ではETC 非対応のところがあります)。
ただ、記事にもあるように、すべての車に機器を取り付けとというのは無理があり、高速道路をまった利用しない、稀にしか利用しない人も一定数はい続けると思われますから、一般レーンの全廃は難しいでしょう。
便利になったと感じると同時に、従来の支払方法は残さざるを得ない、そこは、電子マネーがいくら普及しても現金払いを全廃できないのと似ています。