スマートロックが解錠不能に、顧客500人に影響--アップデートの不具合が原因

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-35105860-cnetj-sci

玄関ドアなどのスマートロックシステムを手がけるLockStateの顧客(およそ500人に上る)が先日帰宅したところ、ドアの錠に取り付けた同社のロックシステム「RemoteLock LS-6i/6000i」が、ファームウェアアップデートの失敗によって操作できない状態になっていた。

この事故からは、いわゆるIoT(モノのインターネット)と自宅での居場所を争うようにして急増しているアプリで動くガジェットや機器の、安全性(と信頼性)に対する懸念が浮かび上がる。

この種の鍵は遠隔で操作できて便利だなと思いつつ従来は見ていたのですが、この記事を読み、こういうリスクが確かにあることを目の当たりにして、安易に使えないなと強く感じました。使えなくなってもとりあえずしのげるものであればなんとかなりますが、自宅には入れなくなれば実に困りますから、こういったリスクを抱えて使えるのかという根本的な問題に直面せざるを得ないでしょう。
便利だけを見るのではなく、決定的に破綻するリスクやその場合のリスクマネジメント(サービス提供側と利用者側の双方で)ということを、日頃からよく考えておく必要性を痛感しました。便利さと不便さは表裏一体ということでもあるでしょう。