引き継がれる「ひめゆり」=戦後世代が平和講話―沖縄

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170814-00000002-jij-soci

戦後72年がたち、戦争の記憶が薄れていく中、資料館は来館者数の減少という課題にも直面する。16年度の来館者数は約58万人で、10年前に比べ約33万人減少した。普天間朝佳副館長(57)は「戦後世代が戦争と向き合う重要な施設。子供や孫に戦争を伝える場所として重要になっていく」と、来館を訴えている。 

来館者数が大きく減少していることは、この記事で初めて知りました。戦後72年が経過し、沖縄戦やそこで犠牲になった人々への関心も、徐々に薄れつつあるということは、残念なことですが言えるでしょう。しかし、それは仕方がないと片付けるのではなく、風化させないためには、人々の関心を薄れさせないためにはどうすべきかということを真剣に考える必要があるでしょう。今やかなりの人がスマートフォンを持って活用している状況ですから、情報提供を行うに当たっては、SNSを活用して人々の目に止まるようなものにする必要があると思いますし、メディアでの紹介をうまく展開することも重要でしょう。そういう努力を継続的に積み重ねることで来館者数減少に歯止めをかけ回復へと向かわせることも可能になってくるように思います。
以前、ここを見学した際に、見学者の男性が、ひめゆり部隊の遺影を見ながら声をあげて泣いていた姿が、今でも忘れられません。