責任教諭「生徒に進みたいと言われ」 那須の雪崩事故

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170603-00000043-asahi-soci

責任教諭は角度が急になる斜面の手前で生徒らに「もう終わりにしよう」と伝えたが、「さらに進みたい」と言われたといい、岩の近くまで行って帰ると判断。再び進み始めて雪崩に遭った。責任教諭は「もっと多くの方々に判断を仰いでいればよかった」と話しているという。

以前、山での大量遭難事故を紹介した

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20120906#1346897986

を読んで、移り変わる気象条件の中での進む、退く、止まるという判断の難しさを痛感したことを、上記の記事を読み思い出しました。これだけの重大な結果が生じていて、関係者の刑事、民事責任が今後本格的に問題になることは必至と思いますが、それで終わりにされるのではなく、原因が徹底的に究明され、今後に生かされて、できるだけ新たな事故の防止につながるような、そういう流れにもなってほしいと感じています。そういったリスクに関する情報が、幅広く共有、利用されることで、安全へとつなげる、そういう在り方を目指したいものです。