<那須雪崩>「あまりに無謀」那須町長

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170329-00000113-mai-soci

地元・栃木県那須町の高久勝町長は29日、定例記者会見で「(現場は)スキー場の境界から約400メートル離れた国有林内で、雪崩が発生しやすいため専門家でも入らないところ。素人から見ても、そこでのラッセル訓練はあまりにも無謀ではなかったのか」と指摘した。

地元の町長の発言であるだけに、重みを感じるものがあります。
今後、刑事事件(業務上過失致死傷罪)としても捜査が進むことになると予想されますが、焦点は、関係者(引率者)にどのような注意義務があり、それに違反していて刑事責任を問えるレベルに達しているかどうかでしょう。「雪崩が発生しやすいため専門家でも入らない」ということが、注意義務違反として捉えられるかどうか、現場における一般的な雪崩に対する知見、常識に照らしつつ、慎重に判断されることになると思います。
当時の気象状況や、訓練を行った経緯、関係者の関与状況など問題となる点はいろいろとあって、捜査にはそれなりの時間がかかることが予想されます。