<防衛大>任官拒否者の卒業式締め出し 詐欺事件が契機

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00000044-mai-soci

防大出身のある幹部自衛官は「任官拒否であろうと同期。なぜ別の卒業式にするのか理解できない。価値観はいろいろ。任官拒否は悪いことではない」と指摘。自衛官OBも「任官拒否し民間で活躍している人は多い。やっかみとしか思えない」と話すなど「締め出し」に首をかしげる

防大創設当初も分離方式だったが、元警視総監の土田国保氏が1978年に学校長に就き、取りやめた。「防衛大学校五十年史」は「任官辞退者であろうと、本校で受けた教育を生かして国家社会のために働いてくれるはずだ、という確信が土田氏にはあった。同級生の絆を尊重し、青年の誇りと名誉を傷つけてはならない、との配慮もあった」と記述する。

私は、土田氏の考え方に共感を覚えますね。多感な年頃に防衛大学校に入学して、学ぶ中で別の進路を考え始めるというのは奇異なことではないと思いますし、任官自体者でも、その後に社会の中で活動、活躍する中で、防衛大学校で学んだことを大きく活かしつつ、身近な、関係のある人々に対して国防や自衛隊への理解を深めてくれたり、様々なプラスの効果が期待できるでしょう。卒業式から締め出しても、マイナスの効果こそあれ何のメリットもなく、来年からはそういうことはするべきではないと思います。