電通新社長「根本解決に2年はかかる」 長時間労働問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000082-asahi-soci&pos=1

朝日新聞が入手した文書によると、自らを「非常時社長」「改革遂行社長」と位置づけ、「私が担う最も重要な責務とは、一日も早く、この『非常時』を脱すること」だと表明。「一連の問題が構造的なものである以上、その根本的な解決に、『2年』は掛かることを、覚悟すべきと感じている」としている。

オウム真理教関係の事件を東京地検で捜査していた当時、明日が身柄の勾留満期という日の夕方に、決裁の過程で、ある幹部が、こういう調書がないといけないと無理なことを言っているので警察の留置場にいる被疑者のところへ行ってそういう調書を取ってきてくれと先輩検事から言われて、無理だと思いますよと言いつつ、夜、行って、何とかリクエストに沿うような調書に署名指印を得て戻ってきたことがあったのですが、そういうところでは電通検察庁も、最大限の自己犠牲を辞さずにサービスを提供することが求められるという点では共通するのかなと、記事を読み当時のことを思い出しながら(そういうことは他にもたくさんあったのですが)感じました。
問題の背景にある、日本における働き方やカルチャー、人々の意識といったことを大きく変えていかないと、問題の解決は相当難しいという気がします。