石田三成 「知の参謀」の実像 (PHP新書)

昨年のNHK大河ドラマ真田丸」でも登場していた石田三成ですが、上記の本は、かなり前に読んでその後読んでいなかったので、大河ドラマの影響もあって読みたくなり、通読してみました。
有名な「三献茶」のエピソードがどこまで真実かどうかはわからないものの、いかにも石田三成らしいもので、それがどこであったことかについての、著者の考察には改めて参考になるものを感じましたし、最後の関ヶ原の合戦が注目されがちですが、堺などでの施政官として石田三成が果たした役割についても、おそらく資料がなくわかりにくくはなっているものと思われますが、もっと注目されて良いのではないかという印象を受けました。
私は、高校生ぐらいの時に、

を読んで、義に生きる石田三成の姿に鮮烈な印象を受けたのが今でも脳裏にこびりついたような感じになっていて、人生、なかなかああいう生き方はできないものの1つの目標であるという気分があります。今後も、石田三成に関する本は読んで、見識を深めたいと考えています。