片桐且元が西本願寺宗主に宛てた書状発見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000010-mbsnewsv-soci

東京都内の古書店で今年6月に見つかった1枚の書状。これは、慶長19年(1614年)12月18日に大坂冬の陣で徳川方の武将として活躍した片桐且元が、西本願寺の宗主に送った手紙です。手紙には、豊臣方が徳川方に謝罪の意思を伝え和睦が進んでいることや、視察に訪れた徳川秀忠の機嫌が良かったことなどが記されています。豊臣方と友好関係にあった西本願寺が、かつて豊臣家に仕え親交のあった且元を通じて、戦況を見極めようとしたと考えられます。

ちょっと京都へ行く用事があったついでに、龍谷大学で展示されていたこれを見てきたのですが、よく残っていたものだと思いましたし、生々しさ、リアルさを強く感じ、印象に残りました。
大坂の陣の最中に、西本願寺として情報収取に努めていた状況や、あくまでこれは多くのやり取りの中のごく一部であって様々な関係者の間のやり取りがされて刻一刻と情報交換が行われていた情景が思い浮かんで、NHK大河ドラマ真田丸」が、正にこれから大坂の陣へとストーリーが進もうとしている時でもあって、当時への関心がより強まるような気がしました。