清原容疑者、150回分の使用量にあたる覚せい剤を1カ月で使用

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160215-00000350-fnn-soci

警視庁は、清原容疑者が、長期間にわたって、覚せい剤の使用を繰り返すうちに、重度の依存症に陥っていたとみて調べている。

私は覚せい剤を使用したことがなく、取調べなどで、使用経験者から話を聞いたことしかないのですが、覚せい剤が体内に入った状態で、さらに覚せい剤を使用する「追い射ち」というのは、実に高い快感が得られるものらしく、そういう話を過去に何度も聞いたことがあります。大量に報じられている記事のすべてが真実ではないとしても、薬物使用歴の長さや依存性の高さはうかがわれるものがあって、徐々に1回当たりの使用量が増え使用頻度も高まっていったものと推測されるものがあります。
検事をやっていると、初犯で今回は執行猶予がつくであろう被疑者、被告人が、またやるかどうか、再犯に陥るかどうか、経験上、予測がつくことがありますが、残念ながら、この事件の被疑者はかなり憂慮すべきものがあり、相当厳しいものがあるのではないかと思います。初犯で執行猶予がついても、しばらくの間はしかるべき施設に入って必要な医療措置を講じる、といったことを真剣にやらないと、再犯の恐れは高いでしょう。
元高校球児の私としても、この現実は見たくなかったというのが率直な感想です。