http://enterprisezine.jp/iti/detail/7633
オフィスワークを主業務とする人たちは、本当に出社しないと仕事ができないのだろうか。大雪にも関わらず、動きの遅い電車の中で殺伐となり、ヘトヘトになりながら出社する必要性はあるのだろうか。
「コワーキングスペース」をご存じだろうか。もともと英語の「Co- working」から来ており、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルのことだ。しかし、日本ではそれよりもインターネットカフェのように時間貸しでネット環境を持ったワークスペースのようなものが多い。
コーヒーショップだと長時間粘るのは気が引けるし、騒音で資料作りなどには向かないかもしれないが、コワーキングスペースであれば時間貸しであり、必要な時間の費用を支払えば利用することができる。利用者はみんなパソコンで仕事をする人たちなので、騒音の心配もない。
弁護士の場合、仕事の中で多くを占めるのは、資料を読んで検討すること、文書を作成すること、人と打ち合わせをすること(対面、電話等)、裁判所へ行って活動すること、といったことですが、分解していくと、「事務所」にいなくてもできることは結構あるものです。例えば、資料を読み検討して起案することは、事務所でなくても自宅の書斎などでもできますし、最近はインターネットを使って電話会議方式で打ち合わせすることもできますから事務所にいないと打ち合わせできないわけでもありません(対面して話をする重要性は依然としてありますが)。
弁護士に限らず、上記の記事にあるように、デスクワークがメインの人は、インターネットやモバイル端末を駆使することで、仕事の能率が格段に上がり成果も出る、身体への負担も小さくて済むという、実に便利な良い時代になっていると思います。継続中の仕事を抱えていても、インターネット環境がある限り、ちょっと旅行したりもできる、プライベートと仕事をうまく両立させることも可能になります。
活用できるものをうまく活用して、仕事もプライベートもともに充実させる、そういう人生にしたいものです(私はまだまだですが)。