あの味を覚えていますか? 前略 SMAPのみんなへ また夢を語ってください 元「ブルドッグ」店主より

http://mainichi.jp/articles/20160119/dde/012/200/003000c

よほど関西風のお好み焼きが口にあったのか、ジャニーさんはちょくちょく現れ、しばらくすると近くで合宿生活をしていたSMAPのメンバーたちを連れてきた。「いつも夜の10時半ごろだったかなあ。コカ・コーラを頼んで、お好み焼きや焼きそばをぱくつく。木村君(木村拓哉さん)は『おばさん、僕、千葉(出身)なんだ、千葉なんだ』ってなついて。ジャニーさんが一人で来て、持ち帰ったりもよくしてたわ。ダンスのレッスンで疲れた彼らへのお土産だったんでしょうね」(英代さん)

再び夜の路地裏酒場、マスターの石山さんはひげに手をやり、SMAPのこれからを心配している。「ねえ、ジャニーさん、またふらっときてくれないかなあ。SMAPのメンバーと一緒にさ。あのお好み焼き、食べてほしいよ。夢を語ってくださいよ」。ぎょろりとした目が潤んでいた。

様々なものが積み重ねられる前の草創期を感じさせるエピソードですね。その後に積み重ねられたものはあまりにも大きく、それが、今や彼らにとっては重荷にもなり、その行方が定まらずにいるのが現状ではないかと思いますが、下ろせる重荷はここで一旦下ろして、大きな目標に向かってまい進していた、その頃のことを思い出しつつ、気持ちをできるだけ前に前に戻してほしい気がします。外野がいくら騒いでも、野球をやるのは選手でありそれをコントロールするベンチであって、そこがしっかりしなければ野球にはならないものです。
誰が悪い、いや、悪くないといったことで、騒然としている中、この記事を読んで、彼らの原点を見る思いがしましたし、偽りのない笑顔で、多くの人々に夢と希望を与えて活動ができる、そういう日が来ることを願い祈りたいと思いました。