御巣鷹の尾根に群馬県警が記念碑設置

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2657071.html

群馬県警では延べ5万5000人以上の警察官が、御巣鷹の尾根で135日間にわたって救出や捜査に当たりましたが、事故から30年が経ち、当時を知る捜査員が減ってきたことから、当時の対応を後世に伝えようと県警有志が寄付金およそ150万円を募って石碑を設置しました。

空前絶後、未曾有の大事故で、警察、自衛隊地方自治体関係者、医療関係者など、事故後の対応に従事した人々も多数にのぼり、また、その苦労も並大抵のものではなく、そういった事情は、事故について語られる中で紹介されてはいますが、知られず報われることのなかった膨大なものの存在にも、目を向ける必要があると思います。知られないから、報われないからやらない、で済むことではなく、有事にあたり総力を結集して対応に当たることができる、そういう能力を持っている社会というものを、今後も我々は維持しなければならず、そういった意味でも、こうした記念碑が建立されることには意義があると言えるでしょう。
改めて、事故後30年という歳月の重みや時の流れといったことを、しみじみと感じさせられます。