「火垂るの墓」作者の野坂昭如さん亡くなる

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野坂さんは1967年に「アメリカひじき・火垂るの墓」で直木賞を受賞し、作家のほか作詞家として「おもちゃのチャチャチャ」を手掛けたり、歌手・タレント・政治家としても活動していました。

多彩な才能を持ち多方面に活躍した人だった、という印象が非常に強いですね。直木賞作家、作詞家としての文才を持ちつつ、国会議員になったり田中角栄に対抗して同じ選挙区から出馬したり、その時々で様々に注目される活動を展開して、その活躍ぶりには印象に強く残るものがありました。信念に基づいて一つの道を歩むというより、持てる才能を遺憾なく発揮するための活動、と思わせるようなところがあって、とにかく凄い人だったな、ということを感じます。「火垂るの墓」作者の野坂氏が、戦後70年という区切りの年の終わりを迎えようとする時期に世を去ったことに、様々な感慨を覚え、また寂しくもあります。ご冥福をお祈りします。