スターバックスの光景

日曜日で、ちょっと用事があり外出し、帰りに、スターバックスに寄り、カウンター前で、注文品がでてくるのを待ちながら、店員の動きを見ていたのですが、きびきびしていて実に手際が良く、熟練した職人、という感じで、その上、たいした待ち時間でもなかったにもかかわらず、注文品を出す際には、お待たせしましたと声をかけてくれて、実に気持ちの良いものがありました。手際が良いので、日曜日で来店客が多い中、カウンター前で人が行列して注文品を待つ状態は回避されていました。
前に、東南アジアの某国でスターバックスに行った際には、店員の動きが、見ていても実に緩慢で、こちらが代わりに作ってやりたいくらい遅くて、日曜日で人の集まる場所でもあったため、どんどん列が長くなっていて、いらいらしたことが思い出されました。
これは、日本が優れていてその国が劣っている、という、そういうことではなく、おそらく、その国のスターバックスが「普通」で、日本のスターバックスの、私の見た店員が、特に優秀で、そういう優秀さは、日本人の持つ特性なのではないかという気がします。日本のカルチャーについて、ジャパンクールという表現で評価されることがありますが、そういうクールさを支えているのは、こうした特性なのだろいうということも感じるものがあります。
日本がこれから進むべき道、あるべき姿を考える上で、こうした、元々持っている特性や持ち味、といったことを、最大限生かせるような、そういう検討、実行は常に考えていかなければならないことを改めて感じました。人間、欠点を矯正するより長所を伸ばす方が容易で、成果も大きいものです。